歯科医師

歯科医師の資格について

歯科医師とは、いわゆる「歯医者」のことで、口腔内のあらゆる疾患の予防や診察、治療を行うために取得する国家資格です。
資格保有者数は100,000人を超え、男女比率8:2となっており、女性歯科医師よりも男性歯科医師のほうが多い傾向にあるようです。(厚生労働省による平成26年度医師・歯科医師・薬剤師調査の概況より)
一般的に、患者の診察から治療、歯の疾患予防などが主な仕事内容ですが、治療範囲は口腔内だけにとどまらず、アゴの骨や唇、唾液腺などの疾患にも対応し、必要に応じて手術をすることもあります。
口腔内に発生したガンを早期に発見することもでき、歯科医師は人々の歯と健康を保護する大切な役割を担っています。
また、そのような一般的な歯の治療にくわえて、「審美歯科」や「矯正歯科」といった、歯並び・噛み合わせの改善やホワイトニングなど、歯を美しくみせるための治療を専門にしている歯科医師もいます。
どのような職場であれ、高度な技術と豊富な知識、そして患者とのコミュニケーション能力などを駆使し、信頼と実績を積み重ねていくことが重要といえるでしょう。

1 Get qualification 歯科医師の資格取得について

ごく少数の例を除き、歯科医師の資格を日本で取るためには、大学の歯学部や歯科大学(どちらも6年制)で必要な知識と技能を習得し、卒業後に『歯科医師国家試験』に合格しなければなりません。
合格後、歯科医籍に登録すると歯科医師免許状が発行・交付され、それと同時に、食品管理者・衛生検査技師・衛生管理者の3つの資格も付与されます。
さらにその後、指定の病院または診療所などで1年以上の臨床研修をすることにより、ようやく歯科医師として活動することが認められるのです。
現在、歯科医院・歯科医師ともにその数は増加傾向にあり、歯科医師の数を調整する意図で歯科医師国家試験の合格基準の見直しがなされたため、合格率も60%台まで低下しており、歯科医師になることは年々難しくなってきているのが現状です。

2 Change job/Finding employment 歯科医師の転職・就職について

歯科医師国家試験に合格し、1年間以上の研修義務をおえると、勤務医として歯科医院や診療所に就職することが一般的です。
歯科医師というと、開業の印象が強くありますが、実際に歯科医師の約80%はある程度の経験を病院などで積み、その後、独立開業するケースが多い傾向にあります。
しかし、現代における歯科医院の増加や医師の過剰にともない、独立して起業し成功するためには他にはない特化した技術やサービスが必要となり、安易に開業することは厳しい状況です。
供給過多であることは間違いありませんが、歯科医師の募集は一定数あり、基本的に就職口に困ることはなく、都心から離れた場所ではそれなりの需要は見込めます。
また、「歯科医師=歯医者」というだけではなく、研究所や製薬会社、化粧品会社といった一般企業など、さまざまなフィールドで活躍できる資格です。
そのほかにも、歯科放射線専門医や歯科麻酔専門医などの資格を取得すれば、専門性の高い分野でも活躍することができ、供給過多の状況下であっても安定して就職することが可能となります。