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やっぱり辞めたい!歯科衛生士さんが医院を円満退職する方法

今の医院を辞めたい!円満退職のためにすべきこととは?

歯科衛生士の辞め方

今の歯科医院を辞めたいけれど辞め方がわからない、ちゃんと辞められるか不安、退職に向けて何から始めればいい?そんな歯科衛生士さんの不安を取り除くためのポイントをご紹介します。

はじめに

前回の記事では、歯科衛生士の離職率やよくある悩み、解決策についてまとめました。「改善が見込めそうにない、やっぱり辞めたい」という方は無理せず転職することをおすすめしましたが、「初めての転職で仕事の辞め方がわからない」「辞めたいけれど何から始めたらいいのかわからない」という方も少なくないのではと思います。
また、歯科衛生士の方の中には「ちゃんと辞めさせてもらえるのか心配」「うまく理由を伝えられる自信がない」など、院長の反応に対して不安を抱えている方もおられるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、「辞める」と決めてからやるべきことや理由の伝え方、歯科衛生士が退職する際に注意するべき点などをお教えいたします。

歯科医院を円満退職するためには、退職準備が必要

歯科医院を円満退職するためには、退職準備が必要

歯科医院を円満退職するためには、きちんと自分の気持ちや行動の順序を理解しておくことが大切です。まずは「辞めたい」と思う理由を自分の中で整理した上で、医院のルールなどについて把握しましょう。

まずは辞めたい理由と伝え方を考えよう

歯科衛生士さんが「辞めたい」と思う理由はさまざまですが、「人間関係」「待遇面の不満」が理由で退職したい場合、院長には伝えづらいですよね。さらに経営者側の院長からすると、「人間関係ぐらい我慢して勤められないのか」「十分な待遇を与えているのに」と思われてしまい、退職に納得してもらえないことも...。
なので、そのような理由で退職を考えている場合はできるだけポジティヴな内容に変換して伝えられるようにしておきましょう。

例えば、
「ホワイトニングや矯正の分野に興味が出てきたので、審美歯科で働いてみたい」
「業務に付いていくのに精一杯なので、もっと勉強をしたり患者さんにじっくり向き合える環境で働きたい」
など、新しいチャレンジやスキルアップを理由にすると理解を得やすくなります。
さらに自分が「どのような職場で働きたいか」を考えるきっかけにもなり、これからの転職活動で重視する条件も見えてきます。

ちなみに結婚・出産・介護・引っ越しといったライフステージに関わる理由は納得してもらいやすいですが、嘘をつくのはダメ!
退職後すぐにほかの歯科医院に転職したことが知られてしまったり、近隣で今の医院のスタッフとバッタリ会ってしまった場合に嘘だったということがバレてしまいます。

退職理由は、あくまで正直に、前向きに置き換えて伝えることが円満に退職するポイントです。

医院の就業規則を確認しよう

退職に関する規則は確認必須!

退職に関するルールは、基本的に各職場の就業規則で規定されています。
特に退職意志を伝えてから退職日までの期間については「退職の◯日前までに申し出ること」と定められていることが多いので、事前に確認しておいてください。法的には申し出から2週間で退職できることになっていますが、引き継ぎや後任者の採用などを踏まえると就業規則に従う方が円満退職に繋がります。

退職予定でもボーナスはもらえる?就業規則でチェック

また、ボーナス(賞与)についても支給に際しての規定をチェックしておきましょう。「支給日に在籍していること(支給日在籍要件)」が就業規則で定められている場合、支給日より前に退職してしまうと「査定の対象にはなっているのにボーナスはもらえない」ということになってしまいます。さらに職場によっては、退職予定者のボーナスは一部減額すると規定していることも...。
だからと言ってボーナス支給後すぐに退職を申し出ると、「もらい逃げ」と思われて印象が悪くなってしまいます。「ボーナスはちゃんともらいたい、でも印象を悪くしたくない」という方はボーナス支給後2週間〜1ヵ月後ぐらいに退職の意志を伝えるのが良いタイミングであるといえるでしょう。

ただし、従業員が常時10人以下である場合は、歯科医院側に就業規則の作成義務はありません。
「勤務先に就業規則があるかわからない」というときは他のスタッフに聞いてみるのが一番ですが、いきなり「就業規則を見たい」と言うと「何かあったのでは?」と思われてしまう可能性も。「ちょっと確認したいことがあって...」とそれとなく尋ねてみるのが無難です。

人間関係が良い医院であれば、ほかのスタッフに相談してもいい?

人間関係が良好な職場であったり仲のいい同僚がいると、退職について事前に話しておきたいと思うかもしれません。しかし、退職意思は必ず一番最初に院長に伝えてください。万が一、噂になって院長の耳に入ってしまった場合、やはり印象が悪くなってしまいます。
退職を考え始めたときの「こんなことで悩んでいる」「辞めたいと思っている」という段階であれば事前に信頼できるスタッフに相談しても構いませんが、辞めると決めたら院長以外の人に先に話してしまわないよう気を付けましょう。

歯科医院側への退職意思の伝え方

歯科医院側への退職意思の伝え方

辞めたい理由が固まり規定も確認したら、いよいよ医院側に退職を伝えます。
スムーズに退職するには、伝える際のタイミングや態度も大事。
「退職したいと言ったら、そのあと働きづらくなった...」なんてことがないよう、伝え方にも注意をしてください。

円満退職のためにはいつ頃伝えるのがいい?

先ほどもお話したように、退職を申し出る時期は就業規則の規定に従いましょう。
就業規則がない歯科医院の場合でも、引き継ぎ等を踏まえると退職日の1〜3ヵ月前に伝えるのが常識的な範囲です。

退職意思は、院長もしくはオーナーに伝える

退職の意向は、院長もしくはオーナーとなっている歯科医師に直接伝えます。
「辞める」ということは言いづらいことではありますが、メールなどで伝えるのは社会人として厳禁!事前に「お話したいことがあるのでお時間をいただけないでしょうか」と打診して機会を作ってもらい、必ず口頭で伝えましょう。
伝え方については「辞めたい」ということを明確に示すことも大切ですが、あくまで「お世話になったのに申し訳ない」という姿勢を見せることが大切。
感情的になってしまったり、回りくどい言い方をするのはNGです。

退職届の作成・提出は必要?

退職届は必ず必要なものではありませんが、口頭での申し出だけだとあとで「言った言わない」というトラブルに発展する可能性もあります。そのような事態を防ぐために書面で退職届を作成して提出しましょう。
退職届に記載する理由は「一身上の都合」のみで構いません。法的にはどんな様式であっても退職は有効になりますが、勤務先の歯科医院でフォーマットが定められている場合もあるので、退職意思を伝えた際に念の為に確認しておく方がベターです。

歯科衛生士ならでは?!退職にあたっての要注意ポイント!

歯科衛生士ならでは?!退職にあたっての要注意ポイント!

ここまでが歯科衛生士が医院を辞める際のだいたいの流れです。
しかし、歯科医院は個人経営で院長の裁量が大きいことから、退職を受け入れてもらえないという事態になることも...。
ここからは、もしも引き止められてしまったときの対処法についてお話します。

院長に退職を引き止められてしまったときの正しい対応は?

歯科医院の大半は少人数のスタッフで運営しています。「後任者を採用できるまで待って欲しい」と言われて引き止められた場合、ほかのスタッフの負担を考えるとつい了承したくなってしまうのではないでしょうか。
しかし、そうなると「応募が来ない・採用したいと思える人がいない」と理由を付けて退職日をダラダラと引き延ばされる可能性があります。
そもそもこちらは引き継ぎや人員補充の期間も見込んで退職したい時期を伝えているので、「退職日の◯月◯日までに後任者の採用をお願いします」としっかり期限を設けておきましょう。

転職先が決まっていることを伝えるのもあり!

「転職先の入職予定日が決まっているので退職日を延ばせない」と院長に伝えてしまうのもひとつの手段です。その場合、「転職先はどこの歯科医院?」と聞かれても答える必要はありません。

デンタルワーカーなら働きながらでも転職活動ができるようサポート体制を整えていますし、歯科業界は人手不足なので時期を問わず求人が見つかるのもポイントです!

転職サポートを利用してみる

「確実に退職したい」「引き止められると受け入れてしまいそうで不安」という方は、先に転職先を決めてみるのはいかがでしょうか?

辞めてから?辞める前?転職活動はどう進めればいい?

辞めてから?辞める前?転職活動はどう進めればいい?

転職活動は、忙しくなるけれど仕事を続けながら行なうか、退職してからじっくり取り組むか悩むところですよね。
結論から言うと、どちらのパターンでもメリット・デメリットは存在します。
一般的には「在職中に転職活動を行なう方が有利」と言われたりもしますが、ご自身の環境に合わせてどうするか考えるのがベストといえるでしょう。

辞めてから仕事を探す場合のメリット・デメリット

歯科医院を辞めてから転職活動を行なう場合、時間的余裕があるので自己分析や書類作成・面接対策などに集中しやすい、急募の求人にも応募しやすいというメリットがあります。
しかし、収入が途絶えてしまうのでなかなか転職先が決まらないと金銭的な不安が出てきて焦ってしまうというリスクも...。

書類作成や面接などは退職後に行なうとしても、在職中から希望の求人をある程度探しておき応募先の目星を付けておくことをおすすめします。

公開求人の中から求人を探す

働きながら仕事を探す場合のメリット・デメリット

今の歯科医院に勤務しながらであれば、金銭面の心配をすることなく転職活動を行なえます。
しかし、仕事が忙しいと求人を探したり書類を作成する時間が取れなくなりがち。さらに面接も、こちらの勤務時間外に対応してもらえるよう交渉しなければいけないといったスケジュール面でのデメリットが生じやすくなってしまいます。
そこで、対策としてぜひ利用していただきたいのが人材紹介会社です。専任のアドバイザーがあなたの希望に合う求人を紹介してくれるので自分で求人を探す時間を短縮できるほか、応募書類の作成や面接日時の調整まで、転職に関わるすべてをサポートしてくれます。できるだけ働きながら転職先を探したいという方は、ぜひ相談をしてみてください。

キャリアアドバイザーに相談してみる

歯科衛生士の円満退職は、正しい辞め方がカギ!

歯科衛生士の円満退職は、正しい辞め方がカギ!

歯科医院を退職することは、自分や院長だけでなく周りのスタッフや患者さんにも影響をもたらします。また、歯科医院業界は意外に狭いので、トラブルになったり印象の悪い辞め方をしてしまうと転職先にまで噂が回ってしまうとこともありえます。
辞め方についてきちんと理解しておき、円満退職できるよう計画を立てて進めていきましょう。
デンタルワーカーでは、まずは転職に関する悩み相談だけでもOK。いつでもお気軽にお問い合わせください!

※掲載情報は公開日あるいは2020年08月06日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。

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